こんにちは。
薬剤師の北川俊一です。
日々の服薬指導や健康相談の中で感じるのは、
「病気になってから」ではなく、もっと前の段階でできることが実は多いということです。
そこで今回は、健康寿命を延ばすために日常生活で意識したい行動について、
情報提供の目的で整理してみました。
健康寿命とは、
介護や支援を必要とせず、自立して生活できる期間を指します。
日本は平均寿命が長い一方で、
健康寿命と平均寿命の間には約10年の差があるとされています。
「長く生きる」だけでなく、
元気に生活できる期間をどう延ばすかが重要な視点になります。
運動は、健康寿命と深く関係しています。
一般的に、運動には以下のような作用があるとされています。
筋力の維持による転倒・寝たきり予防
血流改善や脳機能の活性化
ストレス軽減や気分の安定
特別な運動である必要はありません。
日常に取り入れやすい例
自重でのスクワットを数回行う
15分程度のウォーキングを習慣にする
無理のない範囲で、継続できることが大切です。
健康維持において、食事の影響は非常に大きいとされています。
ポイントとしては、
炭水化物・たんぱく質・脂質を極端に偏らせない
野菜や発酵食品を取り入れる
極端な制限や流行の食事法に振り回されすぎない
和食をベースに、長く続けられる食習慣を意識することが現実的です。
睡眠は、体と心の回復に欠かせません。
睡眠不足が続くと、
免疫機能の低下
体の回復力の低下
集中力や気分の不調
などにつながる可能性があります。
睡眠の質を高めるための工夫
就寝前はスマートフォンやPCの使用を控える
寝る時間・起きる時間をできるだけ一定にする
入浴や軽いストレッチでリラックスする
生活リズムを整えることが、結果的に睡眠の質向上につながります。
ストレスを完全になくすことは難しいですが、
溜め込みすぎない工夫は重要です。
例えば、
軽い運動や散歩
音楽や趣味の時間を確保する
深呼吸などで意識的にリラックスする
心と体は密接に関係しているため、
ストレスケアも健康寿命を考えるうえで欠かせない要素です。
よく聞かれる言葉に、
「まだ若いから大丈夫」
「忙しくて時間がない」
というものがあります。
しかし、健康は一度大きく崩してから取り戻すのは簡単ではありません。
小さな行動でも、
今できることを続ける
完璧を目指さず、できる範囲で行う
といった積み重ねが、将来の健康につながります。
健康寿命を意識するうえで大切なのは、
運動・食事・睡眠・ストレスを切り離さず考えること
一時的な頑張りではなく、続けられる形を選ぶこと
特別なことを始める必要はありません。
今日の生活の中で、ひとつ意識を変えることからで十分です。
この情報が、日々の健康を考える際の参考になれば幸いです。
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