2025/03/25

ダイエット中に「食べちゃダメ」が逆効果になる理由 ― カリギュラ効果と、続く食事管理の考え方 ―

こんにちは。
筋肉薬剤師 北川俊一です。

夏に向けてダイエットを始める方が増える時期ですね。
その中で、こんな声をよく耳にします。

  • 「食べちゃダメだと思うほど、食べたくなる」

  • 「我慢してたのに、結局ドカ食いしてしまった」

  • 「意志が弱いのかな…」

ですが、これは意志の問題ではないことが多いです。
背景には、心理学で知られるカリギュラ効果が関係しています。


今日の結論

禁止食品を作らず、
「食べてもいいけど、今は食べなくてもいいかな」
という距離感を持つことが、ダイエットを続けるコツです。


カリギュラ効果とは?

カリギュラ効果とは、
「禁止されるほど、その行動や対象を強く意識してしまう心理」のこと。

有名な例があります。

「しろくまを想像しないでください」

と言われると、
多くの人が無意識に“しろくま”を思い浮かべてしまいます。

これは
「やってはいけない」「考えてはいけない」
→ かえって脳内で存在感が強まる

という、人間の自然な反応です。


ダイエットで起こりやすいカリギュラ効果

ダイエットを始めると、こんなルールを作りがちです。

  • 「お米は食べてはいけない」

  • 「スイーツは禁止」

  • 「ラーメンは絶対NG」

  • 「お菓子なんてもってのほか」

一見、ストイックで正しそうに見えますが、
禁止すればするほど、その食べ物のことが頭から離れなくなる
という落とし穴があります。

さらに問題なのは、
一度でも食べてしまったとき。

  • 「またやってしまった…」

  • 「自分はダメだ」

  • 「もう今日はどうでもいい」

と、罪悪感 → ストレス → 食べ過ぎ
という流れに入りやすくなります。

結果として、
ダイエットそのものが続かなくなるケースが非常に多いのです。


じゃあ、どうすればいいのか?

答えはシンプルです。

「禁止食品を作らない」

  • ラーメン → 食べてもいい

  • スイーツ → たまにはOK

  • スナック菓子 → 状況次第

大切なのは
「食べてはいけない」ではなく
「今、本当に食べたいか?」と距離を置くこと。

すると不思議と、

「別に今じゃなくてもいいかな」

と思える場面が増えてきます。

これは
食欲をコントロールしているのではなく、
食欲に振り回されなくなっている状態
です。


それでも強烈に食べたくなる場合は?

もし、

  • 甘いものが止まらない

  • 炭水化物への欲求が強すぎる

  • 夜になると我慢できない

という状態が続く場合は、
食事制限そのものが無理になっている可能性があります。

特に、

  • カロリーを極端に削りすぎている

  • 炭水化物を過度に避けている

  • 食事量が明らかに少ない

こうした状態では、
身体が「エネルギー不足」と判断し、
強い食欲を引き起こすことがあります。

この場合は、
「意志を強くする」のではなく、

「今の食事、無理していないかな?」

と、一度立ち止まって見直すことが大切です。


まとめ

  • 食べ物を「禁止」すると、かえって意識が強まる

  • ダイエット中の暴食は、意志の弱さではない

  • 「食べてもいい」という余白が、継続を助ける

  • 強い食欲は、制限のかけすぎサインかもしれない

ダイエットは、
頑張り続けることより、続けられる形を作ることが重要です。

無理なく、ストレスを減らしながら、
長く続く食習慣を整えていきましょう。

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