こんにちは。
筋肉薬剤師 北川俊一です。
夏に向けてダイエットを始める方が増える時期ですね。
その中で、こんな声をよく耳にします。
「食べちゃダメだと思うほど、食べたくなる」
「我慢してたのに、結局ドカ食いしてしまった」
「意志が弱いのかな…」
ですが、これは意志の問題ではないことが多いです。
背景には、心理学で知られるカリギュラ効果が関係しています。
禁止食品を作らず、
「食べてもいいけど、今は食べなくてもいいかな」
という距離感を持つことが、ダイエットを続けるコツです。
カリギュラ効果とは、
「禁止されるほど、その行動や対象を強く意識してしまう心理」のこと。
有名な例があります。
「しろくまを想像しないでください」
と言われると、
多くの人が無意識に“しろくま”を思い浮かべてしまいます。
これは
「やってはいけない」「考えてはいけない」
→ かえって脳内で存在感が強まる
という、人間の自然な反応です。
ダイエットを始めると、こんなルールを作りがちです。
「お米は食べてはいけない」
「スイーツは禁止」
「ラーメンは絶対NG」
「お菓子なんてもってのほか」
一見、ストイックで正しそうに見えますが、
禁止すればするほど、その食べ物のことが頭から離れなくなる
という落とし穴があります。
さらに問題なのは、
一度でも食べてしまったとき。
「またやってしまった…」
「自分はダメだ」
「もう今日はどうでもいい」
と、罪悪感 → ストレス → 食べ過ぎ
という流れに入りやすくなります。
結果として、
ダイエットそのものが続かなくなるケースが非常に多いのです。
答えはシンプルです。
ラーメン → 食べてもいい
スイーツ → たまにはOK
スナック菓子 → 状況次第
大切なのは
「食べてはいけない」ではなく
「今、本当に食べたいか?」と距離を置くこと。
すると不思議と、
「別に今じゃなくてもいいかな」
と思える場面が増えてきます。
これは
食欲をコントロールしているのではなく、
食欲に振り回されなくなっている状態です。
もし、
甘いものが止まらない
炭水化物への欲求が強すぎる
夜になると我慢できない
という状態が続く場合は、
食事制限そのものが無理になっている可能性があります。
特に、
カロリーを極端に削りすぎている
炭水化物を過度に避けている
食事量が明らかに少ない
こうした状態では、
身体が「エネルギー不足」と判断し、
強い食欲を引き起こすことがあります。
この場合は、
「意志を強くする」のではなく、
「今の食事、無理していないかな?」
と、一度立ち止まって見直すことが大切です。
食べ物を「禁止」すると、かえって意識が強まる
ダイエット中の暴食は、意志の弱さではない
「食べてもいい」という余白が、継続を助ける
強い食欲は、制限のかけすぎサインかもしれない
ダイエットは、
頑張り続けることより、続けられる形を作ることが重要です。
無理なく、ストレスを減らしながら、
長く続く食習慣を整えていきましょう。
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