2025/03/26

ダイエットのゴールはどこに置くべきか ― 「一生もの」を前提に考えるという視点 ―

こんにちは。
筋肉薬剤師 北川俊一です。

今回は「ダイエットのゴール設定」について、
日々の相談対応や自身の経験を踏まえた考え方をお伝えします。

最初に、結論からお伝えします。


今日の結論

一生続けることを前提にしたダイエットなら、
無理をした時点で“失敗の設計”になっている可能性が高い。


あなたのダイエットのゴールはどこですか?

ダイエットの相談を受けていると、
目標設定は大きく次の3つに分かれます。

  • 6ヶ月後に◯kg減らす

  • 1年後までに理想の体型になる

  • できるだけ長く、健康な状態を保ちたい

このうち、
「一生健康でいたい」というゴールを含んでいる場合、
短期間で無理をするダイエットは、むしろ逆効果になることがあります。

私自身、
ボディビルの大会や特定の期限がある場合を除き、
基本的には一生続けられる形のダイエットをおすすめしています。

その理由は、
「ダイエット」という言葉の本来の意味にあります。


「ダイエット」の本来の意味

「ダイエット(diet)」は、
古代ギリシャ語の Diaita(ディアイタ) に由来し、

  • 生活様式

  • 生活習慣

  • 日常の過ごし方

といった意味を持つ言葉です。

本来のダイエットは、
一時的に体重を減らす行為ではなく、
健康的な生活習慣そのもの
を指します。

しかし日本では、

  • 体重を落とすための食事制限

  • 短期間で結果を出す方法

といった意味合いで使われることが多くなりました。

この認識のズレが、
「頑張ったのに続かないダイエット」を生みやすくしています。


無理をすると起こりやすい問題

短期間で結果を出そうとすると、
どうしても無理な手段に頼りがちです。

その結果、次のようなリスクが高まります。

  • 極端な食事制限
    → 栄養不足や筋肉量低下により、基礎代謝が下がりやすい

  • 過度な運動
    → 疲労やケガが蓄積し、継続できなくなる

  • 強いストレス
    → 食欲の暴走や、反動によるリバウンド

短期ダイエットは、
「生活を整える期間」ではなく
「耐え続ける期間」になりやすいのが特徴です。

もしダイエットが一生続くものだとしたら、
耐え続ける設計は現実的ではありません。


一生続けるために必要なのは「習慣化」

一生続けられるダイエットに必要なのは、
特別な方法ではなく、無理のない習慣化です。

考え方の例を挙げると、

  • 無理な運動を課すのではなく
    → 自分が続けられる運動を選ぶ

  • 「食べてはいけない」と縛るのではなく
    → 「どう食べるか」を考える

  • 短期間の数字にこだわるのではなく
    → 長期的な体調・体型の安定を目標にする

判断基準としては、常に

「このやり方を、この先も続けられるか?」

を自分に問いかけてみることが有効です。


無理なダイエットとストレスの関係

無理なダイエットは、
身体だけでなく、メンタル面にも影響します。

ストレスが強くなると、

  • 暴飲暴食に走りやすくなる

  • イライラしやすくなる

  • ダイエットそのものが嫌になる

といった悪循環に入りやすくなります。

これは「意志が弱い」のではなく、
設計そのものが無理になっているサインです。


まとめ

  • ダイエットの本質は「生活習慣の改善」

  • 無理を前提にした方法は、長期的に続かない

  • 一生ものを目指すなら、続けられる形が最優先

  • 判断基準は「このまま続けられるかどうか」

一生もののダイエットなら、無理をしたら失敗である。

この視点を持つだけで、
ダイエットの考え方は大きく変わります。

数字だけに振り回されず、
生活全体を整える視点で、
長く安定した健康を目指していきましょう。

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