こんにちは。筋肉薬剤師 北川俊一です。
ダイエットやボディメイク、トレーニングの話になると、
「まずはタンパク質」「プロテインを飲めばOK」
という話題になりがちです。
確かに、タンパク質は筋肉づくりに欠かせない栄養素です。
しかし実際の現場では、
食事量は足りているのに疲れやすい
トレーニングを続けているのに伸び悩む
体調が安定しない
こうした悩みを抱える方も少なくありません。
その背景にあることが多いのが、
ビタミン・ミネラル・食物繊維といった「副栄養素」の不足です。
副栄養素とは、
エネルギー源にはならないものの、
身体の機能を円滑に動かすために不可欠な栄養素です。
「副」と付いていますが、役割は決して脇役ではありません。
体内の代謝反応を円滑に進める
エネルギー産生や回復をサポート
例)
ビタミンB群:糖質・脂質・タンパク質の代謝を助ける
ビタミンC・E:抗酸化作用により疲労やストレスへの耐性を支える
筋肉・骨・神経の働きを調整
水分・電解質バランスを維持
例)
カルシウム・マグネシウム:筋収縮や神経伝達に関与
鉄:酸素運搬を支え、不足すると疲れやすくなる
腸内環境を整え、栄養吸収をサポート
血糖変動や食欲の安定に関与
腸内環境が乱れると、
「食べているのに吸収されにくい」状態になることもあります。
「トレーニング後にプロテインを飲んでいるのに成果が出ない」
そんなケースでは、**タンパク質を“使う側の栄養素”**が不足していることがあります。
具体例として、
ビタミンB6:タンパク質代謝を支える
マグネシウム:筋肉の収縮・弛緩を調整
カリウム:水分バランス・むくみの調整
これらが不足すると、
摂取したタンパク質が十分に活かされません。
つまり、
筋肉づくり=タンパク質量 × 代謝環境
という視点が重要になります。
健康づくりやボディメイクにおいて大切なのは、
短期間の制限ではなく「続けられる設計」です。
私が現場で重視しているのは、
「減らす」よりも「整える」
完璧よりも再現性
一時的な成果より長期安定
という考え方です。
副栄養素を意識することは、
食事を厳しくすることではなく、
身体が本来の機能を発揮しやすい状態をつくることでもあります。
タンパク質は重要だが、それだけでは不十分
副栄養素は代謝・回復・パフォーマンスの土台
食事は「量」だけでなく「使われ方」が重要
トレーニングの成果を高めたい方こそ、
一度「副栄養素」という視点で食生活を見直してみてください。
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