こんにちは。
筋肉薬剤師 北川俊一です。
今回は、健康づくりや生活習慣の改善とも深く関わる
「コンフォートゾーン(快適な領域)」についてお話しします。
毎日同じ生活を繰り返しながら、
このままでいいのだろうか
何か始めた方がいい気はしている
でも行動に移せない
そんな感覚を持ったことはありませんか?
これは意志の弱さではなく、
人間の脳が「現状維持」を優先する仕組みを持っているためです。
慣れた行動・環境は、
エネルギー消費が少なく、ストレスも小さい。
そのため脳は、無意識に「変わらない選択」を取り続けます。
これが、いわゆるコンフォートゾーンです。
コンフォートゾーン自体が悪いわけではありません。
問題になるのは、長期間そこから出ないことです。
・身体活動量が減る
・生活習慣が固定化する
・違和感に慣れてしまう
結果として、
体力の低下
代謝の低下
不調が「当たり前」になる
という形で、
「何もしていないつもりでも、実は後退している」状態が起こります。
これは、薬剤師として日常的に相談を受けるテーマでもあります。
多くの人が
「完璧にやらなければ」「失敗したら意味がない」
と考えて行動を止めてしまいます。
しかし、行動変容の観点では、
完璧さよりも再現性
意欲よりも環境
気合よりも小さな成功体験
が重要です。
✔ 5分だけ体を動かす
✔ 1駅分歩く
✔ いつもと違う選択を一つ入れる
この程度の“違和感”で十分です。
それがコンフォートゾーンの外に出る第一歩になります。
僕自身、ボディビルに挑戦する前は
「しんどそう」「自分にできるのか」と考え、なかなか踏み出せませんでした。
実際にやってみて感じたのは、
一番大きな壁は能力ではなく、始める前の思い込みだったということです。
挑戦そのものよりも、
「やったことがない」という理由で止まっていた。
これは多くの人に共通する構造だと感じています。
コンフォートゾーンは脳の自然な防御反応
変化しないことは、現状維持ではなく後退になることもある
大きな挑戦より、小さな違和感を日常に入れる
健康も、身体づくりも、人生も
一気に変える必要はありません。
ただ、
「少し外に出てみる」
その選択を繰り返せるかどうかが、
長期的な差を生みます。
©2023 TSUNAGARUCRAFT