こんにちは。
筋肉薬剤師の北川俊一です。
今回は、筋トレ初心者から経験者まで多くの方が耳にしたことのある
「超回復」について、薬剤師 × トレーナーの視点から整理します。
「頑張ってトレーニングしているのに、思ったほど筋肉が増えない」
そんな悩みの背景には、超回復の誤解があることも少なくありません。
筋肉は、トレーニングによって刺激(負荷)を受けると、
筋繊維に微細な損傷が生じます。
その後、
栄養が供給され
十分な休息がとられる
この回復過程の中で、筋肉は以前よりも強く・太く作り直されます。
この現象を「超回復」と呼びます。
重要なのは、
筋肉はトレーニング中ではなく、回復の過程で成長する
という点です。
つまり、筋肥大には
トレーニング × 食事 × 休息
の3つが揃う必要があります。
筋肉を成長させるには、
適切な重量
適切な回数
適切な頻度
が必要です。
「とにかく限界まで追い込む」トレーニングは、
短期的には達成感がありますが、
回復が追いつかなければ逆効果になることもあります。
また、多くの場合、
**先に限界を感じるのは筋肉よりも“気持ち”**です。
正しい負荷設定と段階的な強度調整が、
長期的な成長には欠かせません。
筋肉というと「タンパク質」が注目されがちですが、
それだけでは不十分です。
炭水化物:トレーニングのエネルギー源
脂質:ホルモンバランスの維持
ビタミン・ミネラル:代謝や回復の補助
これらが揃って初めて、
筋肉はスムーズに修復・合成されます。
プロテインは便利な補助ですが、
**基本は日常の食事(リアルフード)**です。
「何を・いつ・どれくらい食べるか」が、
超回復の質を大きく左右します。
筋肉は、休んでいる間に成長します。
睡眠不足
連日の高強度トレーニング
筋肉痛が強く残っている状態での再刺激
これらが続くと、
回復が追いつかず、パフォーマンス低下や体調不良につながります。
休養日や睡眠、ストレッチは
サボりではなく、トレーニングの一部です。
私自身、以前は
「とにかく筋トレ量を増やせば筋肉はつく」
と考えていました。
しかし、
疲労が抜けない
風邪をひきやすい
トレーニング重量が伸びない
といった状態を経験しました。
そこで初めて、
トレーニング・食事・休息のどれかが欠けると、成長は止まる
ということを実感しました。
筋肉は「刺激 → 回復 → 強化」で成長する
トレーニングだけでなく、食事と休息が不可欠
休むことも、立派なトレーニング戦略
筋トレは、
「頑張る力」だけでなく
整える視点を持つことで、長く続けられるものになります。
薬に頼りすぎず、
運動を“一生使える健康手段”として活かす。
そのための土台として、
超回復の理解はとても重要です。
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