こんにちは、筋肉薬剤師の北川俊一です!
ウェルラボでは、「薬剤師×パーソナルトレーナー」の視点から、健康寿命を延ばすための“実践的な食事と運動習慣”をご提案しています。
今回は、筋トレやボディメイクに欠かせない「プロテイン」について、「飲んでるのに効果が出ない…」という方に向けて、筋肉を効率よく育てるための“栄養バランスの整え方”をお伝えします。
結論から言うと、プロテインシェイクをたくさん飲むだけでは、筋肉は育ちにくいです。
その理由はシンプル。“バランスの良い栄養”が筋肉づくりの土台になるからです。
① 吸収力が落ちる
プロテインドリンクは「水に溶かして飲む=流動食」。
こればかりに頼ると胃腸の消化機能が低下し、栄養の吸収率も落ちてしまうのです。
例えるなら、ギプスを長期間つけた足の筋肉が衰えるように、胃腸も「働かないと弱る」んです。
② 腸内環境が悪化する
タンパク質を一気に摂りすぎると、腸内で未消化のタンパク質が腐敗しやすくなります。
その結果…
• お腹が張る、ゴロゴロする
• オナラが臭くなる
• 肌荒れや便通の乱れ
こうした症状が出たら、腸内環境が乱れているサイン。
腸の調子が悪いと、筋トレのパフォーマンスも落ちてしまうんです。
筋肉を育てるには「基本の食事」+「足りない分をプロテインで補助」するのがベスト。
【カロリーバランスの目安】
• 炭水化物:6
• タンパク質:1.5〜2
• 脂質:2〜2.5
この比率で、エネルギーと筋肉の材料をしっかり確保しましょう。
• 一般の方:体重×1g
例:体重60kg → 60g(1食あたり20g×3回)
• 筋トレしている方:体重×1.5〜2g
例:体重60kg → 90〜120g(1食あたり30〜40g×3回)
足りない分をプロテインで補うのがポイントです。
急にタンパク質を増やしすぎると、かえって腸内環境が乱れ、逆効果になることも。
体の反応を見ながら、段階的に調整していきましょう。
「筋肉を育てたい」「健康的にボディメイクしたい」——
そんなあなたに必要なのは、**プロテインだけに頼らない“栄養の知識”と“食事の習慣”**です。
ウェルラボでは、薬剤師の視点で消化吸収や腸内環境を考慮したオーダーメイドの栄養アドバイスを行っています。
一人ひとりの生活リズムやトレーニング内容に合わせて、“無理なく継続できる”栄養・運動プランを提案しています。
• プロテインはあくまで補助。食事がベース!
• 栄養バランスの整った食事こそが、筋肉をつける最短ルート
• タンパク質の摂りすぎには注意!体の反応を見ながら調整を
筋トレも、食事も、睡眠も、全部バランス。
ウェルラボと一緒に、“健康的に筋肉を育てる習慣”を始めてみませんか?
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