こんにちは、筋肉薬剤師の北川俊一です。
「筋肉のためにたんぱく質が大事って聞くけど、どれくらい摂ればいいの?」
「いつ、どんなふうに摂るのが効果的なの?」
そんな疑問を感じたこと、ありませんか?
今回は、「筋肉を育てたい人」がまず知っておきたい
たんぱく質の基本と摂り方のコツについて、やさしくお伝えします。
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結論:たんぱく質は“筋肉の材料”!毎日コツコツ摂ることが大切
筋肉は、たんぱく質からできています。
運動によって筋肉に負荷がかかると、傷ついた筋肉を修復する過程で“より強い筋肉”が作られます。
このときに必要なのが、たんぱく質。
しかも、筋肉の合成は24時間365日、毎日行われているので、
たんぱく質は「毎日」摂ることがとっても大事なんです。
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なぜ必要?筋肉だけじゃない、たんぱく質の役割
たんぱく質は筋肉だけでなく、以下のような体のさまざまな場所にも使われています。
• 髪・爪・皮膚の材料
• ホルモン・酵素・免疫物質のもと
• エネルギー源(不足時に)
つまり、美容・免疫・代謝など、健康の土台を支える栄養素でもあるんです。
たんぱく質が不足すると…
• 疲れやすくなる
• 髪や爪がもろくなる
• 筋肉量が減る → 基礎代謝が落ちる
• 免疫力が低下しやすくなる
など、体にさまざまな影響が出てしまいます。
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どれくらい摂ればいいの?たんぱく質の目安量
たんぱく質の摂取目安は、体重1kgあたり 1.0〜1.5g程度。
たとえば、
• 体重50kgの人 → 50〜75g/日
• 運動している人 → 1.5〜2.0g/日
となります。
一食あたりの目安で考えると、1食につきたんぱく質20g前後が理想です。
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具体例:どんな食材にたんぱく質が多いの?
食品ごとのたんぱく質量(おおよその目安)はこちら:
• 鶏むね肉(皮なし 100g):約23g
• 卵(1個):約6g
• 納豆(1パック):約8g
• 豆腐(150g):約10g
• ヨーグルト(200g):約7g
• 鮭(1切れ100g):約20g
• プロテイン(1杯):約15〜25g
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いつ摂るのが効果的?タイミングの基本
「たんぱく質はいつ摂るといいの?」とよく聞かれますが、
結論としては**“分けて毎食しっかり摂る”ことがベスト**です。
おすすめの摂取タイミング:
• 【朝食】夜の空腹時間を経て、筋肉に栄養を届ける
• 【昼食】午後の活動や筋肉維持に
• 【夕食】就寝中の回復に向けて
• 【運動後】30分以内が吸収効率がよく、回復に◎
• 【間食・補助】不足しがちなときはプロテインなどを活用
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まとめ:筋肉も、健康も、“たんぱく質”から
筋肉を育てるには、筋トレだけでなく“食事の質”も欠かせません。
特に、たんぱく質は
• 筋肉の材料になる
• 代謝や免疫を支える
• 美容にも大切
という“万能栄養素”のひとつ。
無理なくできる範囲で、
• 食事の中にたんぱく質を意識的に取り入れる
• 間食やプロテインで補助する
そんな積み重ねが、体の変化をつくっていきます。
「体を変えたい」「もっと元気に過ごしたい」
そんなときは、今日の食事から “たんぱく質”を見直してみてくださいね😊
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