2026/02/05

アレルギー性の目のかゆみ その目薬、本当に合っていますか? ― 花粉・ハウスダストによる目の症状と、点眼薬の正しい考え方 ―

「目がかゆい」

「こすりたくなる」

「白目が赤くなる」

春の花粉、ハウスダスト、ダニなどにより、

アレルギー性の目の症状に悩む方はとても多くいらっしゃいます。

つらい症状のとき、

市販のアレルギー用目薬を使っている方も多いと思いますが、

実は、目薬の選び方次第で、効き方や安全性に大きな差が出ることがあります。

アレルギー性結膜炎とは

アレルギー性結膜炎は、

花粉・ハウスダスト・ダニ・ペットの毛などが原因となり、

目の粘膜でアレルギー反応が起こることで発症します。

主な症状は、

• 強いかゆみ

• 充血

• 涙が出る

• 目やに(さらっとしたもの)

などです。

この反応の中心にあるのが、

ヒスタミンという物質です。

ヒスタミンが放出されることで、

かゆみや炎症が起こります。

アレルギー用目薬の主なタイプ

アレルギー用点眼薬には、いくつかの種類があります。

① 抗ヒスタミン薬配合

ヒスタミンの働きを抑えて、

かゆみを素早く抑えるタイプです。

• 即効性が期待できる

• かゆみが強いときに使われる

一方で、症状の出始めや体質によっては、

効果の持続が短い場合もあります。

② メディエーター遊離抑制薬

アレルギー反応そのものを起こしにくくするタイプです。

• 予防的な意味合いが強い

• 効果はゆっくり

• 継続使用で安定しやすい

「毎年同じ時期に症状が出る方」には、

このタイプが向いていることもあります。

③ ステロイド点眼薬(※医師の処方)

炎症を強力に抑える薬です。

• 症状が非常に強い場合

• 充血・腫れが強い場合

に使われます。

ただし、

• 眼圧上昇

• 感染症のリスク

などもあるため、

必ず医師の管理下で使用する必要があります。

市販の目薬で注意したいポイント

市販のアレルギー用目薬には、

以下のような成分が一緒に入っていることがあります。

• 血管収縮薬(赤みを一時的に取る)

• 清涼成分(スーッとする)

これらは、

「効いた感じ」は出やすい一方で、

根本的なアレルギー炎症を抑えているわけではありません。

長期使用や頻回使用により、

かえって目の状態を不安定にすることもあります。

こんな場合は、受診・相談を

次のような場合は、

市販薬だけで様子を見るのではなく、

眼科受診や薬剤師への相談をおすすめします。

• かゆみが強く、日常生活に支障がある

• 充血や痛みが強い

• 目やにが増えてきた

• 片目だけ症状が強い

• 何日使っても改善しない

アレルギーと思っていても、

感染症や別の目の病気が隠れていることもあります。

まとめ|「アレルギー用」と書いてあっても、中身はさまざま

アレルギー性の目のかゆみは、

つらい症状ですが、

• 原因

• 症状の強さ

• 目の状態

によって、

適した目薬は変わります。

「アレルギー用だから大丈夫」ではなく、

「今の症状には、どのタイプが合っているか」

を意識することが、

安全で効果的なセルフケアにつながります。

迷ったときは、

症状をそのまま薬剤師に伝えてください。

目の状態に合わせた選択を、

一緒に考えることができます。

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