2026/02/28

インフルエンザA型とB型の違い ― 正しく理解し、過度に不安にならないために ―

インフルエンザが流行する時期になると、

「A型とB型は何が違うのか」

「どちらのほうが重症化しやすいのか」

といった疑問を持つ方が増えます。

結論から言えば、A型とB型には性質の違いがありますが、症状の重さは“型”だけでは決まりません。

正しく理解することで、必要以上に恐れることなく、適切に対応することができます。

結論|A型は広範囲に流行しやすく、B型は比較的局地的に広がる傾向

大まかな特徴は以下の通りです。

• A型:大規模流行を起こしやすい

• B型:地域単位で流行することが多い

ただし、

「A型=重症」「B型=軽症」という単純な区別はできません。

症状の強さや回復のスピードは、年齢や基礎疾患の有無、体調など個人差が大きく影響します。

流行の仕方が異なる理由

インフルエンザウイルスは大きくA型・B型・C型に分類されますが、季節性流行の中心はA型とB型です。

■ A型の特徴

• 変異しやすい

• 人以外の動物にも感染する

• 世界的流行(パンデミック)を起こす可能性がある

変異が起こりやすいため、免疫をすり抜けやすく、大規模な流行につながりやすいとされています。

■ B型の特徴

• 主にヒトにのみ感染

• 変異は比較的緩やか

• 学校や地域単位で流行することが多い

流行規模はA型より小さい傾向がありますが、症状が軽いとは限りません。

症状の違いはあるのか

あくまで傾向ですが、以下のような違いが報告されています。

■ A型に多い症状

• 38〜40℃の高熱

• 強い悪寒

• 関節痛・筋肉痛

• 強い倦怠感

急激に発症するケースが多いとされます。

■ B型にみられることがある症状

• 発熱

• 倦怠感

• 腹痛・下痢などの消化器症状

やや緩やかに始まる場合もあります。

ただし、これらはあくまで傾向であり、

同じ型でも症状の出方には大きな個人差があります。

症状の重さを左右する要因

インフルエンザの経過に影響する主な要因は以下の通りです。

• 睡眠不足

• 栄養状態

• 強いストレス

• 過労

• 基礎疾患の有無

つまり、

ウイルスの性質 × 体のコンディション

この両方によって、症状の程度が決まります。

日頃の体調管理は、感染後の回復力にも影響します。

予防と対策の基本

特別な対策よりも、基本の徹底が重要です。

① 十分な睡眠

免疫機能の維持に不可欠です。

② バランスの取れた食事

特にたんぱく質は免疫細胞の材料となります。

③ 無理をしない

発熱時は休養を最優先にします。

④ 早期受診

発症早期の抗インフルエンザ薬投与は、重症化予防に有効とされています。

よくある誤解

• 「B型は軽いから安心」

→ 重症化する場合もあります。

• 「一度かかれば今シーズンは大丈夫」

→ 型が異なれば再感染の可能性があります。

• 「微熱だからインフルエンザではない」

→ 軽度の発熱でも陽性となるケースはあります。

まとめ|“型”よりも大切なのは日頃の体調管理

A型とB型には特徴の違いがありますが、

最も重要なのは、日頃から体の基盤を整えておくことです。

• 十分な睡眠

• 適切な栄養

• 休養の確保

これらが、最も現実的で効果的な備えになります。

不安を過度に膨らませるのではなく、

正しい知識を持ち、冷静に対応することが大切です。

症状が疑われる場合や重症化リスクがある方は、早めに医療機関へご相談ください。

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