2025/12/30

食べる量や内容に迷ったら、まず私(薬剤師)が見るポイント ― 頑張りすぎない食事の考え方 ―

筋肉薬剤師 北川俊一です。

「食べすぎている気がする…」

「でも、減らしすぎるのも良くないって聞くし…」

「結局、何をどれくらい食べたらいいの?」

健康に気をつけようと思えば思うほど、

“食事の正解”がわからなくなること、ありませんか?

実はこうした悩み、

薬局でも本当によく相談されます。

今日はそんなときに、

薬剤師として私がまずチェックしているポイントを、

できるだけわかりやすくお話しします。

結論:まずは「量」より「バランス」を見る

食事に迷ったとき、

いきなりカロリー計算をしたり、

「減らさなきゃ」と我慢する必要はありません。

私が最初に見るのは、たった一つ。

「ちゃんと食べるべきものが、抜けていないか」

実は、

食べすぎよりも

食べなさすぎ・偏りすぎの方が、

体調不良につながっているケースはとても多いんです。

なぜ「バランス」が大事なの?

私たちの体は、

食べたもので動き、回復し、守られています。

特に大切なのが、いわゆる PFCバランス。

• P:タンパク質(筋肉・免疫・回復の材料)

• F:脂質(ホルモンや細胞の材料)

• C:炭水化物(体と脳のエネルギー源)

どれか一つを極端に減らすと、

• 疲れやすい

• 気分が落ち込みやすい

• 体重が思うように動かない

といった不調が出やすくなります。

目安としては、

P:F:C = 1:1:3くらいのイメージ。

食事でいうと、

• ご飯などの主食が「しっかりある」

• そこにタンパク質のおかず

• 脂質は多すぎず、少なすぎず

という、昔ながらの和定食に近い形です。

薬剤師がまず見る3つのチェックポイント

① 主食(ご飯)をちゃんと食べているか

「糖質=太る」と思って、

ご飯を極端に減らしていませんか?

ご飯は、

• 脳のエネルギー

• 体を動かす燃料

• 栄養や薬をうまく使うための土台

になる、とても大切な存在です。

最近イライラしやすい

夕方になると一気に疲れる

こんなときは、

ご飯不足が原因になっていることも少なくありません。

特に、

夜の主食を抜いてしまう方はとても多いです。

夜に主食を抜いている方は、

まずは少量でいいので取り入れて、体の調子を見てみてください。

② タンパク質が足りているか

タンパク質は、

筋肉だけのものではありません。

• 免疫

• 肌や髪

• 内臓の回復

にも欠かせない材料です。

目安は、

体重1kgあたり1.0g前後。

「食べているつもり」でも、

実際には足りていない方が多いのが現実です。

また、

1日分を夜にまとめて摂るよりも、

3食に分けて摂る方が体には優しいとされています。

各食事で

「少し意識してタンパク質を入れる」

このくらいで十分です。

③ 脂質を“怖がりすぎていないか”

脂質を減らしすぎると、

• ホルモンバランスが乱れやすい

• 体が冷えやすくなる

• 満足感がなく、間食が増える

といったことが起こりやすくなります。

揚げ物を増やす必要はありませんが、

• 魚

• ナッツ

• オリーブオイル

など、質の良い脂質はきちんと必要です。

油は気を抜くと摂りすぎやすい栄養素なので、

「少し控えめかな?」くらいの感覚で一度試してみてください。

具体例:迷った日のシンプルな整え方

「今日はどう食べたらいいかわからない…」

そんな日は、これで十分です。

• ご飯

• 味噌汁

• タンパク質のおかず(魚・肉・卵・豆)

• 野菜を少し

特別なメニューじゃなくてOK。

“整った食事”は、意外とシンプルなんです。

まとめ:迷ったら「減らす」より「整える」

食事に迷ったとき、

つい「減らそう」「我慢しよう」と考えがちですが、

薬剤師としておすすめしたいのは、

減らす前に、整える

という考え方です。

• 主食は足りている?

• タンパク質は抜けていない?

• 偏りすぎていない?

この3つを見るだけで、

食事への不安はぐっと減ります。

「何から始めたらいいかわからない」

そんなときこそ、

ちゃんと食べることから始めてみてください。

体は、思っている以上に正直です。

今日の一食が、

明日のあなたを少し楽にしてくれますように。

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