2026/01/02

正月明けに体が重いあなたへ ― それは本当に「太った」せいでしょうか? ―

こんにちは。

筋肉薬剤師の北川俊一です。

お正月が終わり、日常に戻り始めたこの時期。

体重計に乗ったり、服を着たときに

「なんとなく体が重い」

「正月太りしてしまったかもしれない」

そんな感覚を持つ方は、決して少なくありません。

ただ、その違和感。

本当に脂肪が増えたことだけが原因なのか、

一度整理してみる価値があります。

結論:正月明けの不調は「脂肪」以外の影響が大きい

正月明けに感じる

「重さ」「だるさ」「戻らない感じ」。

これは、短期間で脂肪が大きく増えた結果とは限りません。

多くの場合、次のような要素が重なっています。

• 塩分による一時的なむくみ

• 糖質摂取による体内の水分保持

• 生活リズムの変化による自律神経の乱れ

つまり、

体が一時的にバランスを崩している状態であることが非常に多いのです。

なぜ正月明けは体が重く感じやすいのか

① 塩分による「むくみ」

おせち料理や外食、加工食品。

年末年始はどうしても塩分量が増えやすくなります。

塩分を多く摂ると、体は水分を保持しようとするため、

顔や脚、全身に「張った感じ」が出やすくなります。

この状態が、

「体が重い」「太った気がする」感覚につながります。

② 糖質による「水分の保持」

お餅やご飯、甘いものなどの糖質は、

体内でグリコーゲンとして蓄えられます。

このグリコーゲンは、

水分とセットで保存される性質があります。

そのため体重が増えていても、

• 脂肪が増えた

というより

• 水分を多く抱え込んでいる

だけ、というケースも珍しくありません。

③ 生活リズムの変化による「自律神経のブレ」

年末年始は、

• 就寝・起床時間のズレ

• 食事時間の不規則化

• 活動量の低下

が起こりやすい時期です。

これにより自律神経が乱れると、

• 体が重く感じる

• だるさが抜けない

• やる気が出にくい

といった状態が起こりやすくなります。

正月明けに「急なリセット」をしない方がいい理由

この時期によく見られるのが、

• 食事を極端に減らす

• 急に強い運動を始める

といった行動です。

しかし、体のバランスが乱れている状態で

さらに強い刺激を与えると、

かえって回復が遅れることもあります。

薬剤師の立場から見ても、

正月明けに大切なのは「削ること」ではなく、

元に戻すことです。

まずは「通常運転」に戻すだけで十分

意識してほしいのは、次のような基本的なことです。

• 起床時間を少しずつ普段に戻す

• 欠食せず、3食を整える

• ご飯と味噌汁など、基本的な食事に戻す

• 軽く歩くなど、無理のない活動を再開する

これだけでも、

数日で自然に整ってくるケースは多くあります。

まとめ|不安になったら、まず「整える」

正月明けの体の重さは、

• 脂肪だけが原因とは限らない

• むくみ・水分・生活リズムの影響が大きい

• 多くは時間とともに自然に戻る

という特徴があります。

だからこそ、

「一気に戻さなければ」

「もう手遅れかもしれない」

と焦る必要はありません。

薬に頼る前に、

特別なことを始める前に、

まずは生活を通常運転に戻すこと。

それが、体にも心にもやさしいスタートになります。

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