春の季節になると、鼻水・くしゃみ・目のかゆみでつらい方が増えます。よくある自己判断のひとつが「免疫が弱いから花粉症になった」という考え方ですが、ここは誤解。HPの情報提供コンテンツ向けに、簡潔に整理しておきます。
⸻
まず結論
花粉症は 免疫が弱いから起きるわけではなく、免疫が過剰に反応している状態(アレルギー反応) です。風邪や感染症とは仕組みが異なります。
⸻
仕組みをかんたんに
• 本来は無害な花粉を、体が「有害」と誤認する。
• それに対して過剰に免疫反応を起こし、くしゃみ・鼻水・かゆみなどの症状を出す。
• つまり「免疫が働きすぎている」状態であり、弱いわけではありません。
⸻
風邪(感染)との違い — 短くまとめると
• 花粉症:感染ではない。免疫の過剰反応 → 抗アレルギー薬や点鼻ステロイドで症状を抑える。
• 風邪 :ウイルス感染 → 解熱や安静、(必要なら)医師の診断。
→ 抗菌薬は花粉症には効きません。
⸻
薬は何をしているか(代表例)
• 抗ヒスタミン薬(内服)…くしゃみ・鼻水・目のかゆみを和らげる
• 点鼻ステロイド(鼻用)…鼻炎の炎症を抑え、効果が強い
• 目薬(抗アレルギー)…目のかゆみに有効
→ 「完全に治す」薬ではなく、過剰反応を抑え、症状と付き合いやすくするための薬です。
⸻
実務的なアドバイス(すぐできる対策)
1. 早めの対策:花粉シーズン到来前〜初期に薬を始めると効果的。
2. 外出後の工夫:帰宅時に衣類をはたく、洗顔・うがい、メガネやマスクの活用。
3. 室内対策:こまめな換気(時間に注意)、空気清浄機の併用、布団や洗濯物の外干しを控える。
4. 薬の選択:日常生活に支障がある場合は自己判断を避け、薬剤師や医師に相談して適切な薬を。
⸻
受診を検討する目安(医療機関へ)
• 市販薬で改善しない・日常生活に支障があるとき
• 強い鼻づまりで睡眠や呼吸に問題が出るとき
• 目の症状が強くて視力に影響があると感じるとき
※ 発熱や激しい喉の痛みなど「感染を疑う症状」がある場合は、別の原因(感染症等)を含め早めに受診してください。
⸻
最後に(メッセージ)
花粉症は「体が弱い」ことを意味しません。
仕組みを正しく知ることで、適切な対策と薬の使い方が選べます。つらいときは遠慮なく薬局で相談するか、必要なら専門医の受診をおすすめします。
©2023 TSUNAGARUCRAFT