こんにちは、筋肉薬剤師 北川俊一です。
花粉症は「免疫が弱い」から起きるのではなく、一度アレルギー反応が起きると体(免疫)が花粉を「敵」として記憶し、翌年以降も同様の反応を起こしやすくなるため、毎年くり返しやすくなります。放置すると症状が強く・広がりやすくなるため、早めの対策が有効です。
⸻
仕組み:なぜ毎年起きるのか
• 花粉が体に触れると、免疫が「有害」と誤認して過剰に反応します(=アレルギー)。
• その反応パターンが「免疫の記憶」として残るため、次の年も同じ花粉に対して速く強い反応が起きます。
• つまり「慣れる」のではなく、逆に反応が定着していくことが多い点が特徴です。
⸻
放置するとどうなるか(リスク)
• 症状の出現時期が早まる
• 症状の強さが増す(鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなど)
• 症状の範囲が広がる(喉や皮膚などにも影響が出る場合がある)
免疫の「記憶」が強化されるほど、症状のコントロールが難しくなる可能性があります。
⸻
なぜ「早めの対策」が有効なのか
• 症状が出る前から対策(薬の予防的使用など)を始めることで、免疫の過剰反応を抑えやすくなります。
• 早期介入は症状のピークを低くし、日常生活への影響を軽減します。
⸻
実践的なセルフケア(すぐできる対策)
1. シーズン前〜早期の薬剤開始:医師・薬剤師に相談して、必要ならシーズン前からの内服や点鼻薬を検討。
2. 外出時の対策:マスク、メガネ、帽子の着用。帰宅時は衣服をはたく/着替える。
3. 室内環境の工夫:空気清浄機の活用、外干しを控える、こまめな掃除。
4. 帰宅後のケア:うがい・洗顔・目の洗浄などで花粉を落とす。
5. 生活習慣の見直し:十分な睡眠・栄養で免疫バランスを整える。
⸻
受診を検討する目安
• 市販薬で改善しない、または日常生活に支障がある場合。
• 鼻づまりがひどく睡眠や呼吸に影響がある場合。
• 目の症状が強く視力に影響が出ている、症状が急に悪化した場合。
※ 発熱や強い喉の痛みがある場合は、感染症の可能性もあるため早めの受診を。
⸻
まとめ
花粉症は「体が弱い」ことを意味するものではなく、免疫が花粉を記憶して過剰反応を起こすことが根本です。放置すると症状が強くなりやすいため、早めの対策・適切な薬の使用・環境整備が大切です。疑問や症状でお困りの際は、薬剤師・医師へご相談ください。
©2023 TSUNAGARUCRAFT