2026/01/27

花粉症薬で眠くなるのは、体質のせいとは限りません ― 第一世代・第二世代抗ヒスタミン薬の違い ―

花粉症の治療で薬を使ったとき、

• 眠くなる

• 頭がぼーっとする

• 集中しづらくなる

といった経験をしたことはないでしょうか。

このような症状が出ると、

「自分は薬に弱い体質なのでは」

と感じてしまう方も少なくありません。

しかし、花粉症薬による眠気は、

体質だけが原因ではないケースが多くあります。

結論|眠気の分かれ目は「脳に届くかどうか」

抗ヒスタミン薬で眠気が出るかどうかは、

薬が脳に入りやすい設計かどうか

が大きなポイントになります。

抗ヒスタミン薬には、

• 第一世代抗ヒスタミン薬

• 第二世代抗ヒスタミン薬

という分類があり、

この違いが眠気の出やすさに影響します。

第一世代抗ヒスタミン薬の特徴

脳にも作用しやすい薬 ―

第一世代抗ヒスタミン薬は、

• 脳に入りやすい

• アレルギー症状をしっかり抑える

という特徴があります。

ただし、ヒスタミンは

アレルギー反応だけでなく、

覚醒や集中にも関わる物質 です。

そのため、第一世代の薬では、

• 眠気

• 集中力の低下

• 反応の鈍さ

が起こりやすくなります。

これは「薬が効いていない」わけではなく、

作用する範囲が広いために起こる反応 と考えられます。

第二世代抗ヒスタミン薬の特徴

脳に入りにくい設計 ―

第二世代抗ヒスタミン薬は、

• 脳に入りにくい構造

• アレルギー症状を中心に抑える

よう改良されています。

そのため、

• 日中の仕事

• 家事・育児

• 運転を伴う生活

でも使いやすい薬が多いのが特徴です。

「眠くなりにくい花粉症薬」と呼ばれるのは、

この設計の違いによるものです。

なぜ眠くなる薬が、今も使われているのか

「それなら第一世代の薬は必要ないのでは」

と疑問に思われることもあります。

しかし、第一世代抗ヒスタミン薬が

現在も使われているのには理由があります。

• 即効性がある

• 効果を実感しやすい

• 比較的安価

• 夜間使用など、用途が明確

つまり、

「古い薬=悪い薬」ではなく、

使いどころを選ぶ薬 という位置づけです。

生活に合わせた薬の使い分けが大切

例えば、

• 日中に仕事や運転がある場合 → 第二世代

• 夜間に症状が強く、眠れない場合 → 第一世代を限定的に

といったように、

生活リズムや目的に応じた選択が重要です。

「とにかく効く薬」ではなく、

生活への影響まで考えた薬選び が必要になります。

まとめ|眠気は「我慢」ではなく「調整できるもの」

花粉症薬による眠気は、

• 体質の問題だけではない

• 気合や我慢で解決するものでもない

多くの場合、

薬の設計と使い方の違い によるものです。

薬を無理に避ける必要も、

つらさを我慢し続ける必要もありません。

• 今の生活に合っているか

• 使用目的に合った薬か

この視点で見直すことで、

花粉症との付き合い方は大きく変わります。

インスタグラム LINE note

©2023 TSUNAGARUCRAFT