2026/01/30

花粉症薬で「気づかないうちに」パフォーマンスが落ちる理由 ― 眠くなくても起きていること ―

花粉症薬を服用していて、

「眠くはならないから大丈夫」

そう感じている方は多いかもしれません。

確かに、眠気はわかりやすい副作用です。

しかし実際には、眠気がなくても起きている変化があります。

それが、日常生活の中で

気づかないうちに「本来の力が出にくくなる」状態です。

結論|眠気がなくても、脳の働きは影響を受けることがある

先に整理します。

眠気がない=

脳やパフォーマンスに影響がない

とは限りません。

花粉症薬(特に抗ヒスタミン薬)は、

アレルギー症状を抑えるために、

中枢神経系にも一定の影響を与えることがあります。

その結果、

• 強い眠気は感じない

• しかし、認知機能や作業効率がわずかに低下する

といった状態が起こることがあります。

見えにくい変化|「インペアード・パフォーマンス」

このような状態は、

インペアード・パフォーマンス

(自覚しにくい能力低下)と呼ばれます。

特徴は、

• 強い眠気が出ないこともある

• 本人が変化に気づきにくい

• 体感と実際のパフォーマンスにズレが生じやすい

という点です。

そのため、

「特に問題は感じていない」

と思っていても、

本来よりも集中力・判断力・反応速度が

わずかに低下していることがあります。

日常で起こりやすい例

花粉症の時期に、次のような変化はありませんか。

• いつもよりケアレスミスが増える

• 作業に時間がかかる

• 判断に迷うことが増える

• 夕方になると疲労感が強い

• 運転中の反応が遅れたように感じる

これらは、

花粉症そのものの影響に加えて、

薬の影響が重なっている可能性もあります。

重要なのは、

本人が「問題ないつもり」で過ごしてしまいやすい点です。

薬が悪いのではなく、「役割に合っているか」が重要

ここで大切なのは、

薬を怖がることではありません。

花粉症薬は、

つらい症状を抑え、

日常生活を支える重要な治療手段です。

ただし、

• 仕事

• 運転

• 細かい判断が必要な作業

• 集中力を要する業務

がある場合は、

眠気の有無だけでなく、

生活や役割への影響まで含めて考える

ことが重要になります。

まとめ|「眠くならない」だけで判断しない

花粉症薬を選ぶとき、

• 眠くならないから安心

という考え方から、

• 今の生活で、パフォーマンスに影響しないか

• 仕事・運転・集中作業に支障が出ないか

という視点へ。

これが、

薬に振り回されない、より現実的な判断基準です。

薬は、

効かせることと、生活の質を保つことのバランスが大切です。

不安がある場合は、

生活状況を含めて、

薬剤師に相談してください。

あなたの役割や生活に合わせて、

最適な選択肢を一緒に整理することができます。

インスタグラム LINE note

©2023 TSUNAGARUCRAFT