2026/07/03

栄養は「何を食べるか」より 「どう食べ続けるか」 ——流行ではなく原理原則で 栄養を考える 【栄養の原理原則シリーズ・第1回】

はじめに

「糖質を抜けば痩せる」
「スーパーフードを
食べれば健康になる」
「〇〇ダイエットで体が変わった」

毎年のように
新しい食事法・
健康食品に関する
情報が
登場します。

しかし
これらの情報に
振り回され続けても
多くの場合
長続きしない
結果に
なっています。

本シリーズでは
流行の食事法ではなく
「栄養の原理原則」を
体系的に
解説していきます。

睡眠・運動と同じく
「一生使える
判断基準」を
身につけることが
このシリーズの
目的です。

第1回は
シリーズ全体の
導入として
栄養の基本的な
考え方を
整理します。

最も重要な
考え方

栄養において
最も重要な
考え方を
一言で
表します。

「何を食べるかより
どう食べ続けるか」

どれだけ
栄養価の高い食材でも
1回の摂取では
身体は
変わりません。

どれだけ
理論的に
優れた食事法でも
継続されなければ
効果は
得られません。

毎日の食卓の
積み重ねが
健康を作ります。

これは
運動シリーズの
「反復性・継続性の原則」と
共通する
本質的な
考え方です。

「最強の食事」は
すでに食卓にある

栄養の
出発点として
ご飯・
具沢山の味噌汁・
おかずという
シンプルな食卓を
基本に
置くことを
推奨します。

ご飯
(炭水化物)

体と脳の
主要な
エネルギー源です。

適切な
血糖コントロールの
基盤となります。

具沢山の味噌汁
(発酵食品+複合栄養)

大豆を原料とした
発酵食品として
腸内環境の
整備に貢献します。

具材
(豆腐・野菜・わかめ・
きのこ・いも類など)によって
たんぱく質・
ビタミン・ミネラル・
食物繊維を
一杯で
複合的に
補給できます。

特に
「具沢山」にすることで
汁物一杯が
副菜の役割も
兼ねる
効率的な
栄養補給に
なります。

詳細は
第5回(腸は健康の入り口)で
解説予定です。

おかず
(主菜・副菜)

魚・肉・豆腐・卵など
主菜で
たんぱく質を
補給します。

野菜・海藻・
きのこなど
副菜で
ビタミン・ミネラルを
整えます。

詳細は
第2回で
解説予定です。

この
ご飯・具沢山の味噌汁・
おかずという
食事形式には
特別な
スーパーフードは
含まれていません。

しかし
三大栄養素・
ビタミン・ミネラル・
食物繊維・
発酵食品が
バランスよく
揃っています。

長い時間をかけて
日本人の
体質・
生活習慣に
合うように
形成されてきた
食事形式の
合理性が
ここにあります。

薬剤師として
伝えたいこと

「健康食品やサプリメントより
まず毎日の
食卓を整えること」

これが
薬剤師として
最も
重要な
メッセージです。

サプリメント・
健康食品は
「補助」です。

ご飯・具沢山の味噌汁・
おかずという
食事の土台があって
初めて
本来の役割を
発揮します。

食事の土台なしに
サプリメントのみを
摂取しても
効果は
限定的です。

薬においても
同様のことが
言えます。

食事・睡眠・運動という
生活習慣の
土台がなければ
薬の効果は
十分に
発揮されません。

「薬を否定しない。
でも薬だけに頼らない。」

このコアメッセージは
栄養においても
同様に
当てはまります。

流行の食事法を
評価するための
判断基準

糖質制限・
脂質制限・
ケトジェニック・
間欠的断食・
植物性食品中心の
食事法など

毎年のように
新しい
食事法が
登場します。

これらを
否定するものでは
ありません。

特定の
目的・状況において
有効な
ケースもあります。

しかし
流行の食事法を
評価するための
シンプルな
判断基準として
以下を
提案します。

「これは
10年後も
継続できますか?」

継続できない
食事法は
その個人にとっての
最適解では
ありません。

ご飯・具沢山の味噌汁・
おかずは
何十年でも
継続できます。

それが
最強の食事法の
条件を
すでに
満たしています。

健康は
特別な一食でなく
毎日の食卓の
積み重ねによって
作られます。

現場と自分の経験から

薬局での
服薬指導の場面で

「健康のために
サプリメントを
たくさん
飲んでいます」という
患者さんに
食事の状況を
伺うと

食事が
不規則・
バランスが
偏っているという
ケースが
多く見られます。

サプリメントへの
投資より先に

ご飯・具沢山の味噌汁・
おかずという
毎日の食卓を
整えることが
現実的かつ
効果的な
アプローチです。

競技ボディビルに
取り組む中で
様々な食事法を
実践してきましたが

長期的に
身体を
作ってきたのは
「特別な何か」ではなく

ご飯・具沢山の味噌汁・
おかずをベースにしながら
三大栄養素の
バランスを
意識した
毎日の食事の
積み重ねです。

試合前の
特別な食事より
オフシーズンも含めた
継続的な
食事管理が
最終的な
結果を
決定づけています。

本シリーズの
目的と構成

本シリーズでは
全9回にわたり
以下の
テーマを
解説します。

第1回:シリーズ導入
(本回)

第2回:体は食べたものでできている

第3回:栄養はバランスで考える

第4回:食事全体を見る視点

第5回:腸は健康の入り口

第6回:食べる時間も栄養

第7回:サプリメントは補助である

第8回:栄養も個別化する時代

第9回:完璧な食事は存在しない

シリーズを通じて
お伝えしたいのは

「流行を追う
知識」ではなく

「一生使える
栄養の判断基準」です。

まとめ

栄養において
最も重要な
考え方は

「何を食べるかより
どう食べ続けるか」です。

特別な食材・
流行の食事法より
毎日の
ご飯・具沢山の味噌汁・
おかずの
積み重ねが
健康を作ります。

この
シンプルな食卓が
三大栄養素・
ビタミン・ミネラル・
食物繊維・
発酵食品を
バランスよく
揃えた
最強の土台です。

サプリメント・
健康食品は
この食事の
土台の上に
位置づけられる
「補助」です。

次回(第2回)は
「体は食べたものでできている」を
解説します。

栄養・食事についてご不明な点は
お気軽にご相談ください。

───
北川 俊一(薬剤師 / スポーツファーマシスト)
Well Lab — well-lab-kitagawa.net

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